良いものも毒になる

こんにちは!


11月になりました。

土用真っ只中、皆さんはいかがお過ごしでしょうか??

今日は【良いものも毒になる】というお話を書いていきます(^^)/



どうしてこのお話なのか??

コロナ禍が関係あるのか、ないのかはわかりませんが

誰もが何かしら影響を受けております。それは仕事であったりプライベートであったり、物理的なことであったり精神面かもしれません。



今日実は「ヨガのインストラクターをやめる人が多い」というお話を聞きました。

『仕事ないから??』とおもいきやそうではなく

ヨガ哲学である八支則がつらいから、だそうです。


たしかに内容はかなり厳しくて紀元前に作られたものなので、現代社会でこの掟を守ることは非常に難しい…


しかし、真面目であるが故やはり守らなきゃ!!っていう気持ちになり、

それができない自分はダメな人間だ…って思いがち。



哲学とか思考とか宗教とかのデメリットはそういうところにあります。

事実、私も倫理法人会での掟が実行できない自分が本当に嫌で精神的に参ってしまいました。

その内容は「全て『はい!』ということ」。


嫌なことを嫌という性格なので、それをできない掟がすごく辛かった。



わたしたちヨガインストラクターはたしかに

ヨガの道の人間としてヨーガの考え方も理解しなければいけません。

しかし大切なのは「八支則を守る」ことではなく、「自分の中の自分と向き合い、世の中にあるもので自分を満たすのではなく自分で自分を幸せにすること」。


目的は『自分の中の自分』であって八支則はあくまでツールであること。

八支則を完璧に実行することが目的になっているから、ヨガそのものが辛くなるのです。


八支則もヨガのポーズも全て自己対話とのツールにすぎません。


誰よりも近くにヨーガがある方が落ちりやすいこの思考…



私たちインストラクターは何のためにヨーガをお伝えするのか?

それをもう一度考え直すと、大切なのはヨガ哲学ではなく自分自身と向き合うことだと気づきます。


これはヨガだけではなく、全てのことにいえることかもしれません。

ヨガ=ポーズでもないし

ヨガ=哲学、宗教でもない。

ヨガ=自分を感じる時間…よくも悪くも。


なかなかヨガの本質というものは、かたちのないものであり成果のないものなので理解していただきにくいですが

せっかく良い哲学は人生をよりよくする【ツール】として認識してくださる方が増えますように。

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